#13 名探偵コナン ゼロの執行人の評価と考察 ~あなたの愛する人は誰ですか?~
こんにちは、KTです。
毎年必ず見る映画と言えばなんでしょうか?
↑パッション屋良風
今回は今年公開された劇場版名探偵コナン『ゼロの執行人』を今さらながらレビューしたいと思います!
概要
劇場版名探偵コナンの22作目として2018年4月13日に公開されました。
今回は公安警察の安室透が大活躍するということで、安室ファンがキャーキャー言っていたようですね。
黒の組織を追うという点でコナンの仲間的な位置づけだった安室透が今作ではコナンの前に立ちはだかるという展開で、まあ結局安室は安室の正義に従って動いていたという感じなんですが、安室は悪いやつじゃないと分かっていてもハラハラしてしまう面白い映画でした!
評価
【ゼロの執行人の評価】
★★★★☆
個人的にはコナン映画の中ではベイカーストリートとか世紀末の魔術師、14番目のターゲット、探偵たちのレクイエム、迷宮のクロスロードらへんが一番好きで、今作は確かに面白かったんですが、これらに比べるとちょっと劣るかなという感想です。
安室透への思い入れがそこまでないからでしょうかね(笑)
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感想
劇場版名探偵コナンといえばとりあえずここをまずチェックだろ!という点がいくつかありますよね!
自分的にまず気になっちゃうっていうところと、
今作のストーリーで思ったことをまとめてみました!
ゲスト声優
劇場版には毎回有名芸能人の誰かが複数ゲスト声優として登場しますよね。
今回は上戸彩さんと博多華丸大吉の博多大吉さんが登場していました。
僕はいつも誰が何の役で出るのかという情報を入れずに映画を観て、観ながら予想するっていう楽しみ方をしています。
今回は誰が出てくるのかは知ってしまっていたのですが、どの役なのかは知りませんでした。
声優としての実力がそんなにないと、違和感がすごいのですぐ分かってしまいますよね。
でも上戸彩さんはなかなか分かりませんでした!
弁護士役で登場していたのですが、上戸彩さんだと知っていなければ気付かないレベルのクオリティーでびっくりしましたね!
これをきっかけに吹き替えの仕事とかいっぱいくるんじゃないでしょうか!
一方で博多大吉さんは公安検察の協力者として動いていた人物を演じていました。
上戸彩さんに比べれば若干レベルは落ちるかなと思いましたが、それはほんの少しで、前作の宮川大輔さんに比べたら圧倒的な完成度でしたね!!
オープニングは必ず何かしらの伏線
映画のオープニングはたいていほのぼのしていて、そこから何かしらの事件が発生していくというのが定番です。
そのほのぼのシーンで何気なく出てきたものがその後の展開に活かされていくというのがコナン映画の定番です!
オープニングのどの要素がこのあと活きてくるのかを予想しながら観るのが僕流の楽しみ方です!
今回は阿笠博士がドローンを開発して、少年探偵団の子供たちが遊んでいる様子から映画がスタートします。
高度1万メートルまで上昇できたり、すごい性能を持ったドローンを開発します。
このドローンは絶対どこかで出てくるなっていう感じはしましたね。
あと、今作はまず東京サミットが開催される会場が爆破されるという話題からスタートします。
そして、その話とは直接関係しなさそうな大型無人探査機「はくちょう」の話題も提起されました。
コナンの映画はよくできていて、無駄な情報は一切出てこないので、この「はくちょう」の情報もどこかで活きてくるんだろうなということは予想できました。
ただ、普通に見てたらこの「はくちょう」の情報は頭に残らなかったでしょう。
そこで活用されるのが阿笠博士のクイズコーナーです。これも劇場版では恒例の流れですね。
クイズの答えに「はくちょう」を関連させることで観る人の頭に「はくちょう」のことを残していくというテクニックが見えました!
映画の冒頭から気が抜けないというか、終始楽しませてくれるので劇場版コナンは大好きです!
「いっけええええええええええええ」
コナン君の定番セリフとして「いっけええええええええええええ」があります。
コナンのことをよく知っている人は分かると思いますが、あんまりよく知らない人はぽかーん( ゚Д゚)でしょうね(笑)
詳しい説明は割愛しますが、最近の映画ではこの「いっけえええええええええええ」を誰が言うのかが見どころになっています。
怪盗キッドが言ったりね。最終的にはコナンがちゃんと言うんですけどね。
さあ今回は一体だれが「いっけええええええええええええええ」を言うのか!
安室押しの映画なので安室なのか!
安室なんだな!
安室でいいんだな!!
ちがいました(笑)
今回はなんと(元太)でした。
↑ぜひ自分で見て確認してほしいのでカッコ内を白文字で書いてみました。ドラッグすると読めるよ。
まさかでしたね~(笑)
「お前かい!!!」って思わず心の中でつっこみました(笑)
まあ今回は彼の出番あんまりなかったですからね。
出番があった良かったですね。
予想を良い意味で裏切ってくるのは良い映画の要素なので、良かったと思います。
ド派手すぎるアクション
年々派手になっていくアクションシーン。
やりすぎじゃね?と毎回思います(笑)
すごすぎて思わず笑います。
今回もすごかったですね!
コナンといえば電動スケボーで滑走するのがおなじみです。
今回は犯人のIoTテロによって混乱に陥った車道を爆走します。
トラックの下を潜り抜けたり、壁を走ったりします。
コナン君はスケボーの大会に出た方が良いでしょう。
映画のクライマックスでは安室がとんでもないカーアクションを披露します。
高速道路を疾走中に渋滞に捕まり、線路に突入していくシーンは、実際に想像したらめちゃめちゃ怖くなりました(笑)
さすが公安警察の安室ですね。
すごい技術を持っています。
技術もそうですが、それを成し遂げる精神力がすごいということにしましょう。
安室の恋人
安室といえば、普段は正体を隠しながら、毛利小五郎の探偵事務所があるビルの1階で営業している喫茶ポアロで働いています。
そこで一緒に働く榎本梓との関係が気になるところです。
劇中では梓と一緒にスーパーで買い物をするシーンが描かれていて、あたかも付き合っているかのような雰囲気でした。
そして終盤に安室とコナンが一緒に無人探査機「はくちょう」の墜落を阻止しようと奮闘しているシーン(蘭が避難しているタワーに落下しそうになっている)で、安室はコナンに「愛の力は偉大だな」と言います。
コナンにとって行動のモチベーションは探偵として「悪人を野放しにしない」ということ以外に、一人の男として「大事な人を守る」というのが核になっています。
愛する蘭のために頑張るコナン。かっこいいですね。
その後コナンは安室に問います。
「ずっと気になってたんだけど、安室さんは恋人いるの?」
安室ファンはキャーキャー言ってるでしょう。
「まさか梓なの!?」
「二人は付き合ってるの!?」
とファンはドキドキしたんじゃないでしょうか。
スーパーでのシーンがあったのでなおさらですよね。
安室はこう答えます。
「僕の恋人は、この国さ!」
いやかっこいいな(笑)
まあ確かに、「はくちょう」の推定落下場所には梓はいないし、あそこで「恋人は梓さ!」って言われても冷めますよね。
「はくちょう」の落下場所には多くの人がいる。
その人たちを守ることは国を守ること。
安室は国を守りたい。
だから安室は「はくちょう」の落下を阻止するために頑張れる。
人にはそれぞれ大切な人がいると思います。
安室のように国そのものを大切にしている人は多くはないでしょうが、
それでもせめて「自分の身の回りの人を守りたい」という思いを一人一人が持てたらみんながハッピーになれるだろうなぁと感じたシーンでした。
まとめ
・「ゼロの執行人」の評価
★★★★☆
・無駄のない脚本という印象で面白かった
・それでも過去の作品に良作が多すぎてそれらにはちょっと劣る?
・安室ファンにはきっとたまらない
・来年も楽しみ!
連載の方のコナンも、黒の組織のボスの正体が明らかにされそうになっていたり、
ワクワクの展開が続いていますね!
漫画も映画もますます目が離せなくなりそうですね!
以上、KTでした。