ぺちゃくちゃシアター

映画やバラエティ番組(主にイッテQ)の感想や考察のブログです!

#16 『悪の教典』の評価と考察 ~サイコキラーの狂気に身の毛がよだつ~ Amazon Prime Videoオススメ作

みなさんこんにちは、KTです。

 

今回はAmazon Prime Videoからおすすめの映画を一つ紹介します。

 

紹介するのは『悪の教典』です。

 

学園ものの映画で、伊藤英明演じる教師・蓮実がサイコキラーとなって学校内で大量殺人を行うという衝撃の作品です。

f:id:negorogoro:20190205193000p:plain

 ※画像は下記公式サイトより引用

映画『悪の教典』公式サイト

 

 

概要

貴志祐介原作の作品です。

悪の教典〈上〉 (文春文庫)

悪の教典〈上〉 (文春文庫)

 
悪の教典〈下〉 (文春文庫)

悪の教典〈下〉 (文春文庫)

 
悪の教典 コミック 全9巻完結セット (アフタヌーンKC)

悪の教典 コミック 全9巻完結セット (アフタヌーンKC)

 

 

2010年に発行され、その後2012年に漫画化・映画化されました。

 

あらすじ

・高校で英語教師を務める蓮実聖司は生徒からも好かれる人気教師である

・蓮実が勤務する高校は、不良生徒がいたり、学校の裏サイトが存在したり、集団カンニング、淫行教師など、多くの問題を抱えている

・蓮実は表の顔は人気教師だが、裏では自分に都合の悪い人間を次々に殺害するサイコキラーだった

・かつて蓮実が務めていた高校で生徒の自殺が相次ぐなどの不審な点から一部の生徒や教師から疑われる

・自分を疑っていると思われる人物を次々と殺害していく蓮実

・ある夜、文化祭が近づいてきた学校では、準備のために生徒たちが泊まり込んでいた

・蓮実は自分に恋をしていた生徒を利用していたが、邪魔になったために自殺に見せかけて殺害する

・しかし殺害現場を別の生徒に見られてしまう

・蓮実は隠蔽工作のために、学校内にいる生徒全員を同僚の教師の犯行に見せかけて皆殺しにしようとする

・果たして生徒たちは生き残ることができるのか、、、

 

評価

悪の教典】の評価

 ★★★☆☆

 

サイコキラー蓮実の行動がとにかく恐ろしくて、身の毛がよだつとはまさにこのことだと思いました!

 

とにかくゾクゾク感がたまらない衝撃の作品です!

 

感想・考察

とにかく恐ろしい

 最近日本テレビで放送されているドラマ『3年A組 今から皆さんは、人質です』も、菅田将暉演じる高校教師が狂気じみた行動に出る物語ですが、それをはるかに超越するサイコっぷりです。

 

ためらいなく生徒たちを次々と散弾銃で殺害していく姿が衝撃的でした。

 

民法のドラマではできないようなことをどんどんやってしまう蓮実が恐ろしすぎます。

 

『次のゲームはもう始まってるんだ』の意味

最終的に蓮実の計画は、生き残った二人の生徒によって失敗に終わります。

 

警察に連行されるときに、蓮実は

 

3年4組の生徒たちは全員悪魔にとり憑かれていて、神の意思で殺害した

 

などと意味不明な発言をします。

 

それを聞いた生き残りの女子生徒(二階堂ふみ)は、

 

次のゲームはもう始まってるんだ・・・

 

とつぶやきます。

 

それを聞いた蓮実は

 

Magnificent

 

と言って不敵な笑みを浮かべます。

 

Magnificentという言葉は、映画の冒頭で蓮実が授業で解説する単語です。

 

Good、Great、Excellent、Magnificentの使い分け方を講義していて、Magnificentは最上級の誉め言葉だと説明します。

 

その後、映画の中で蓮実に疑いを持った何人かの人物に対しては『Excellent』と言う言葉は使いますが、『Magnificent』は最後に初めて口にします。

 

つまり、二階堂ふみの『次のゲームはもう始まってるんだ』という発言はほかの誰も分かりえないような鋭い洞察力をもって出た言葉で、それを蓮実は最大級の賛辞で応えたということになります。

 

では、『次のゲームはもう始まっている』とはどういう意味なのか。

 

考えられるのは、蓮実が大量虐殺の罪を逃れるために精神異常者を演じているということです。

 

二階堂ふみ以外の人物は、おそらく蓮実のことを本当に精神がおかしい人間なのだと思っているでしょう。

 

しかし実際はそうではなく、蓮実はサイコキラーという顔は持っていますが、責任能力は十分有する人間なのです。

 

そのことを見破ったため二階堂ふみはあの発言をし、蓮実はそれを『よくできました』と言わんばかりに『Magnificent』と応えたのです。

 

『To Be Continued』の意味

映画の最後に『To Be Continued』という文章が出ます。

 

まさか、蓮実が精神異常者を演じ切って罪を逃れたあとの話があるのか!?

 

と期待しましたが、これは実は監督の三池さんが続編を作りたいという想いからだと言われています。

 

実際には続編は(まだ)制作されていません。

 

個人的には続編に期待したいです。

 

スピンオフドラマ

映画の続編はまだありませんが、映画公開に先立ってスピンオフドラマが公開されました。

 

全4話あり、BeeTVとdマーケットVIDEOストアにて配信されました。

 

映画の約3か月前を描いていて、小説に収録されている物語を軸にして作られたオリジナルストーリーです。

 

気になる方はチェックしてみてください!

悪の教典

悪の教典

 

 

まとめ

・『悪の教典』の評価

 ★★★☆☆

伊藤英明のサイコっぷりが最高の映画

・スピンオフドラマもある

 

いかがでしたか?

 

今回はAmazon Prime Videoで見られる作品を紹介しました。

 

これからもどんどん紹介していくつもりですのでよろしくお願いします!

 

以上、KTでした。