#1 スタジオポノック新作「ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人-」を見る前に「メアリと魔女の花」を見た
みなさんこんにちは。映画大好きKTです。
といっても初めましての人がほとんどだと思いますが。
前回の自己紹介を兼ねた投稿から1週間経ちました!
今日は映画の感想投稿第一回目です!
記念すべき第一回は・・・・・・・・・
スタジオポノックの長編作品第一号の「メアリと魔女の花」です!
先日公開された新作の「ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-」を見る前に、前作となるこの映画が気になって観てみたのであらすじや見どころ、感想を書いていきます!
概要
スタジオポノックの長編作品第一号で、2017年に公開された映画です。
スタジオポノックと聞いてなんとなく思い浮かべる方もいるかもしれませんが、
スタジオジブリと深い関係のあるアニメーション制作会社です。
原作:メアリー・スチュアートの「The Little Broomstick」
監督:米林宏昌
「借りぐらしのアリエッティ」や「思い出のマーニー」などの監督としても有名ですね!
主な出演者:杉咲花、神木隆之介、天海祐希、満島ひかり、小日向文世、佐藤二朗、遠藤憲一、渡辺えり、大竹しのぶ
ドラマや映画で大活躍の役者さんたちが勢揃いのとても豪華な顔ぶれですね!
どのキャラクターをどの役者さんが演じているのか考えながら観るのもとても楽しいと思いますよ!
あらすじ
赤毛のちぢり毛がコンプレックスが女の子メアリは、人の役に立ちたいという思いから進んで色々な人のお手伝いをしようと行動しますが失敗ばかりで、そんな自分を変えたいと思い悩んでいました。
ある日メアリは森の中で不思議な花を見つけます。それは魔女の花とも呼ばれる「夜間飛行」という花でした。
この花には魔力が秘められており、魔法学校の「エンドア大学」の校長マダムと科学者のドクター・デイはその力で変身魔法なるものの研究を完成させようと企んでいました。
そんな二人にメアリの友人であるピーターが誘拐され、解放してほしければ魔女の花をよこせと要求してきます。
メアリはピーターのために要求に応じますが、ピーターは解放されず、マダムとドクター・デイの実験台にされてしまいます。
果たしてメアリはピーターを救うことができるのでしょうか・・・
感想 (ネタバレ含む)
このお話は基本的には「メアリの成長物語」だと思います。
また、映画や舞台には作り手が視聴者に伝えたい「テーマ」や「価値観」があると僕は思っています。
メアリと魔女の花は「自分を変える力は自分自身の中にある」というのがメッセージだと感じました。
メアリはとても活発で元気な女の子ですが、何をやっても失敗ばかり。
そして、赤くてちぢれている毛がコンプレックスでした。
そんな自分を変えたいという思いから、積極的に困っている人を助けてあげようとします。
エンドア大学のマダムとドクター・デイは変身魔法を完成させて完璧な魔法使いを作り出そうとしていまいした。
(完璧な魔法使いを作り出して何をしたかったのかは少し疑問が残りましたが)
教師として完璧な魔法使いを育て上げることが彼らの願いで、
それを達成できない自分たちに憤りがあったのではないかと思います。
そして魔女の花の力を使って自分たちの悲願を達成しようと企てたのです。
その実験台にされたのがメアリの友人ピーターでした。
実験によって最強の魔力を手に入れてしまい、
どんな魔法でも使うことができるようになって暴走を始めるピーター。
最終的にメアリはピーターのその最強の魔力を利用して、
「すべての魔力を無効にする魔法」という、
「毒をもって毒を制す」的な一手でピーターを救います。
この時メアリは初めて人の役に立てたました。
絶対にピーターを救うんだという強い意志を持って
メアリはピーターを救うことに成功しました。
人の役に立てる人間に変わることができたのです。
反対に、魔法の力に頼ってしまったマダムとドクターは計画に失敗してしまいます。
メアリは自分の力で自分自身を変えることができたのです。
疑問
総じて面白い映画でしたが、いくつか疑問もありました。
- メアリの両親は何者?
- メアリは本当に魔女の血が流れていないの?
メアリは魔女の花の力によって魔法を使えるようになりますが、魔女の血は流れていないことがマダムにばれてしまいます。
しかし、メアリの大叔母であるシャーロットは実は魔女だったことが終盤で判明します。
大叔母が魔女だったのなら、メアリにも魔女の血が流れている可能性はあるような気がしました。
そうなるとメアリの両親のことが気になります。
最後までメアリの両親は登場しませんが、どういう家の子だったのかとても気になります。
- メアリの成長のベクトル
物語を通じて確かにメアリは成長しました。人の役に立てる人間になったと思います。
ただ、エンディングでメアリは髪の毛についていた一輪の魔女の花を、
「魔法なんて必要ない」と言って放り投げてしまいます。
このセリフを生かすには、序盤で魔法の力で(誤った手順で)成長しようとするシーンがあった方がしっくりくるような気がしました。
「魔法に頼ってしまうメアリが最終的には自分の力で物事を解決していく」というストーリー展開でもよかったのかなと感じました。
ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人-は見るべきか??
長編1作目となる「メアリと魔女の花」。
疑問がいくつか残るものの、総じて面白かったです!
新作のちいさな英雄-カニとタマゴと透明人-も見る価値はあると感じました!
おわりに
初めての映画感想記事を読んでいただいた方、ありがとうございます。
拙い文章で伝わりにくい部分も多々あるかとは思いますが、
これからもっともっと磨いていきますのでよろしくお願いします!
KT