ぺちゃくちゃシアター

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【天沢聖司の日記①】月島雫の存在に気づいた日 《耳をすませば》

バイオリン作りは夢中になれる。

 

こんなに心から楽しいと思えることは他にないと思う。

 

でも昔は本を読むことがなにより好きだった。

 

バイオリン作りをおじいちゃんに教えてもらってからはあまり読まなくなったけど。

 

それでもたまに気分転換に本を読みたくなる。

 

伝記やミステリー系ももちろん良いが、昔からファンタジーが一番好きだった。

 

中学3年生にもなって未だにファンタジーが好きなのは大きな声では言えないけど。

 

ファンタジー小説を読むと、自分が主人公に乗り移って、現実ではできないような大冒険ができる。

 

そんな感覚が好きだ。

 

 

でも誰もが知ってるような小説ではダメ。

 

誰も知らないような小説を独り占めするように、まるで自分のために書かれたかのような気分で読むのが一番楽しいんだ。

 

 

今日は図書館で本を三冊借りてきた。

 

もちろんファンタジー

 

貸出カードを見ればどれだけの人に読まれているかが分かる。

 

誰も借りたことのない作品が良かったが、今回は見つけられなかった。

 

とはいえ、どれも一人か二人しか読んでいない小説だ。

 

しかし、三冊全てに同じ名前が書かれていることに気付いてしまった。

 

 

『月島 雫』

 

 

この人はこの三冊をほんのニ週間前に借りたらしい。

 

こんな誰も読まないような本をことごとく読破しているこの人は一体誰なんだろう。

 

貸出の日付から見て、卒業生ではない。

 

うちの学年にいただろうか。

 

 

『月島 雫』

 

 

どんな子だろう。